私がハワイでレンタカーをした時に利用した車や、各クラスで目にした車のラインナップについて紹介したいと思います。
全体的なレンタカーの車種クラスの説明については「レンタカーの車種クラスについて」をご覧ください。
ハワイのレンタカー車両の一般情報
年式
ハワイのハーツ、アラモ、エイビス、バジェット、ダラーの車両は、古くても2年以内のモデルの車が多く、特別古い車になることは無いので安心してください。
装備
一番要望の高いCarPlayについてですが、確約はされていないもののほぼスタンダードの装備と考えてよいと思います。
また、CarPlayがついていれば当然かもですが、バックビューカメラなどの日本では当たり前の装備もここ数年でアメリカのレンタカーでも標準になってきました。
車のメーカー
どのレンタカー会社も日本車を多く保有しています。日本車と日本車以外の割合は大まかに半分半分といったところです。
さらに、日本車で多かったメーカーは日産車です。
基本的にフルサイズまでのセダンでは日本車か韓国車が多く、SUV等のスペシャルティーカーになるとそこにアメリカの車が追加されるイメージです。
また、レンタカー会社各社の主要の車メーカーはレンタカー会社による偏りは少なく、どこもほぼ同じメーカーの車です。
車の清潔さ
年式が比較的新しいので著しく汚い車はなかったです。
ただ、シートの小さな汚れ等はよくあります。これは感覚的なもので、日本の人は他の外国の人より車をきれいに乗るので少しの汚れでも車が汚いと感じる人もいます。
いずれにしろ、清掃のクオリティーがいまいちな場合は多々ありミラーやフロントガラスの水垢は良く目にします。その為、夕方に車を借出したら「フロントガラスが西日に反射して前が見え辛い!」などということもあります。
どの会社と限定できるものではなく、清掃を担当した人のクオリティー次第だと思います。ウェットティッシュのような大きさの使い切りのフクピカ的なものを持っていくと、便利だと思います。
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各クラスのハイライト
エコノミー
2023年時点でエコノミークラスに属する小さい車はシボレーのSparkとヒュンダイのアクセントという車を見ました。ただ、このどちらも2022年で販売終了している車です。その為、Sparkが残っていない場合は一つ上のコンパクトとクラスと同じ扱いをしている営業所が多いです。
今後は三菱のミラージュを入れていくような話は聞きましたが、私は実際どうなのかを把握していません。
コンパクト
コンパクトは日産のVERSAが多いです。また、2023年までのKIAのRIOと言う車が残っている場合があります。
2人で乗る場合や街乗りだけならこれでも十分です。また、離島もスピードを出すところが無いので走りだけで言うならこの車で十分だと思います。実際、マウイ島でコンパクトカーを運転しましたがエンジンの大きさに対するストレスは無かったです。
オアフ島では、高速道路を走る予定の人は高速の乗り口が短かったりするので、もしかしたら加速でストレスを感じるかもしれないです。
空港到着からホテルチェックインまでに時間があり、その間ドライブや買い物を考えている方は、荷物をトランクに隠せるセダンタイプの方が良いと思います。
インターミディエイト(ミッド)
私がインターミディエイトを利用した時は日産セントラとKIAのSOULと言う車でした。
セントラはカローラ程度の大きさの車です。ちょっと小ぶりのセダンですが、二人での利用であれば十分な車です。また、KIAのSOULはセダンタイプではないので荷物が積みやすいというメリットがありますが、外から荷物が丸見えになってしまいます。
ワイキキエリアはホテルの駐車場が狭くて入りづらい場所もあるので、初めてレンタカーをする方はこのクラスの車がおすすめです。
フルサイズ
海外のレンタカーになれた人であれば、やっぱりこのサイズが運転しやすいと思います。
私は今回シボレーのマリブを利用しました。このクラスは日産のアルティマかシボレーのマリブをメインに入れているレンタカー会社が多いです。
その他のラインナップとしては、マツダ・MAZDA6、Hyundai Sonata、トヨタ・カムリ、KIA OPTIMA等を見ましたが、ほとんどシボレー・マリブか日産のアルティマだと思います。
スタンダードSUV・ミッドサイズSUV
SUVクラスはダッジのJourney、フォード・エッジ、ジープ・グランドチェロキーなどを目にしました。また、シボレーのEquinoxも観ました。
ミッドサイズSUVはホンダCRV、日産ローグ、フォードエスケープ、ジープ・コンパス、ジープチェロキーなどがあります。
アラモのホノルル空港は比較的日本車が多かったです。
この車種クラスの大きさが意外とあいまいで、明らかに小さいジープ・コンパスはインターミディエイトSUVで、明らかに大きいジープ・グランドチェロキーはスタンダードですが、CRVやローグはスタンダードSUVとして出ているのも見たことがあります。
ラグジュアリー
レンタカーの店舗に行くと高級欧州車のセダンを置いているところが良くありますが、これらはラグジュアリーではなくスペシャリティーカーです。
今回のハワイ旅行ではなぜかラグジュアリーはほとんど目にしませんでした。
記憶にあるものとしてはキャデラックのATS、CTSくらいです。利用者数の少ないクラスは年式が少し落ちる可能性があると思います。
ミニバン
ミニバンクラスはどの営業所もたくさん用意があります。さすが人気の車種クラスです。
最も多く目にしたのはダッジ・グランドキャラバンです。他にはクライスラー・パシフィカ、日産・クエストや、トヨタ・シエナもありました。
ミニバンの日本車はかなりレアで、各社用意がないわけではないですが、比較的多く見たのがオアフ島のアラモです。
コンバーチブルクラス
これでもか!というくらいどこの営業所でもよく目にします。このクラスの主流はフォードのマスタングです。
ちょっと前まではコンバーチブルクラスと言えばこのフォード・マスタング一択でしたが、最近ではハーツはシボレーのカマロも出しています。シボレーのカマロはハワイで一度乗ったことがありますが、昔はマスタングからのアップグレードだった気がします(今でも他の会社はその可能性があります)。
開放的ですが、日差しを直接受けるので、女性は気を付けてください。また、返却時は必ずルーフを占めるようにしてください。
ジープ・ラングラー
ハワイの営業所はどの会社もこのラングラーをたくさん持っています。
今まで私はあまり意識したことがなかったのですが、今回ハワイ島やマウイ島に行って気付いたのですが、ハワイ島やマウイ島ではアメリカ人にかなり人気の高い車種クラスです。
ハワイではコンバーチブルクラス並みにアイコニックな存在です。
ハワイに来たら試してほしいクラスの一つです。
良い車に乗るポイント
良い車の定義は難しいですが、車種、年式で言うと、下記のポイントがあげられます。
車を選びたい!
良い車の定義が難しいですが、車を自分で選びたいならアラモセレクトが良いです。ホノルル、カフルイ、コナの空港ではこのアラモセレクトが利用できます。
ハワイのアラモは、店舗のクオリティーをアメリカ本土とほぼ同じクオリティーを保っているので車もきちんとオーガナイズされてて選びやすいです。
ハーツのアルティメイト・チョイスはハワイでは利用できませんでした。
新しい車に乗りたい!
ハーツのゴールドメンバーやエイビスのプリファード会員になると、走行距離の少ない新しい車を優先的に出してもらえます。
今回私がマウイ島でメインで利用したコンパクトの日産VERSAはエイビスで借りた車ですが、走行距離が2000マイルちょっとの車でした。また、オアフ島でメインで利用したのがハーツのインターミディエイトクラスのセントラで、こちらは1000マイルちょっとの走行距離の車でした。
新しい車の方が比較的綺麗なことも多くうれしいです。
最後に
今回色々な車を見てきましたが、印象としてはどの車も新しいという事です。
アメリカ本土では同じレンタカー会社でも営業所によっていれている車や年式が全然違う場合がありますが、ハワイは同じレンタカー会社であればどの島もほぼ同じようなラインナップ・クオリティーで同じような年式(新しい)の車が揃っています。
毎日どのくらいレンタル中の車があるかわかりませんが、それでも駐車場にフルに車を入れていて、さらにバックヤードもあるようなので、どの会社もすごい数の車の保有数です。
これだけの車の数を保有し、利用の回転も速いので、アンラッキーだとと車のトラブルもあって納得な感じです(絶対あってほしくないですが)。
なので、車を借出す際のチェックは絶対行うようにしてください。