私がハワイでレンタカーをした時に利用した車や、各クラスで目にした車のラインナップについて紹介したいと思います。
全体的なレンタカーの車種クラスの説明については「レンタカーの車種クラスについて」をご覧ください。
また、車両に関する情報は「車種クラス」をご覧ください。
ちなみに私はコンパクトの日産ヴァーサ、インターミディエイトの日産セントラ、フルサイズのシボレー・マリブをメインに乗りました。
ハワイのレンタカー車両の一般情報
年式
まず、車種クラスを紹介する前に、年式について紹介します。
ハワイのハーツ、アラモ、エイビス、バジェット、ダラーの車両は、古くても昨年のモデルの車が多く、夏前にはほとんどの車がその年のモデルの車になります。
特別古い車になることは無いので、安心してください。
装備
車の装備の差を知るために、クラスごとに差が出る「コンパクト」、「インターミディエイト」、「フルサイズ」の3クラスとも利用しましたが、どれもバックビューモニタがついており、USBケーブルを利用してiPhoneから音楽も聴くことができました。
この辺は確約はされていないものの、ほぼスタンダードの装備と考えてよいと思います。
最近ではコンパクトでもクルーズコントロールが付いているものもあります。
さらに装備で差が出てくるとすれば、CarPlayを使えるかどうかというのもあります。
CarPlayはエイビスやバジェットの車についているシステムで、携帯のアプリ(地図など)を車のナビのように操作できる仕組みです。
CarPlayがあると、日本からモバイルルーターさえ持ってきていればカーナビの必要もなく便利です。
これらの装備に関しては、予約時にリクエストは受け付けてもらえる場合がありますが、確約はしてもらえません。
車のメーカー
どのレンタカー会社も日本車を多く保有しています。日本車と日本車以外の割合は大まかに半分半分といったところです。
さらに、日本車で多かったメーカーは日産車です。
そして、各社、様々なメーカーの車を入れており、レンタカー会社によって車のメーカーが偏っている印象も少なかったです。ただ、クラスによっては「コンバーチブルならフォード・マスタング」のように偏る場合もあります。
アメリカ本土では韓国車も多いですが、ハワイでは非常に少なかったです。
車の清潔さ
年式が比較的新しいので、著しく汚い車はなかったです。ただ、シートが汚れている等の小さな汚れはよくあります。
これは感覚的なもので、日本の人は他の外国の人より車をきれいに乗るので、車が汚れていると感じる人もいます(いや、感じるだけでなく汚れているものもあります)。
例えるなら、土足禁止(今はほとんど見ませんが)の車を運転する人が、普通に乗っている車を見て室内が汚れていると感じるのと同じような感覚です。
ただ、清掃のクオリティーがいまいちな場合があり、ミラーやフロントガラスの水垢は良く目にします。
夕方に車を借出したら「フロントガラスが西日に反射して前が見え辛い!」などということもあります(肌感覚で3割ぐらいの確率です)。
どの会社と限定できるものではなく、清掃を担当した人のクオリティー次第だと思います。
ウェットティッシュのような大きさの使い切りのフクピカ的なものを持っていくと、便利だと思います。
↓ アマゾンだと200~300円ぐらいで買えます。
アメリカ本土の話ですが、最近では車の中に清掃担当者の名前のカードが入っており、きれいに掃除してくれている会社もあります(エイビスレンタカーです)。
ただ、ハワイではそのような事は無かったです。
各クラスのハイライト
エコノミー
利用していないので何とも言えませんが、エコノミークラスに属する小さい車はシボレーのSparkという車と、Ford Fiestaを見ました。
在庫状況によってはエコノミーで予約しても在庫状況によってはコンパクトの車の小ぶりな物になる可能性もあります。
コンパクト
私が利用したコンパクトカーは日産VERSAのハッチバックでした。とってもコンパクトです。
2人で乗る場合や街乗りだけならこれでも十分です。また、離島もスピードを出すところが無いので十分だと思います。実際、マウイ島でこの車を運転しましたが、エンジンの大きさに対するストレスは無かったです。
オアフ島では、高速道路を走る予定の人は高速の乗り口が短かったりするので、もしかしたら加速でストレスを感じるかもしれないです。。
また、私が利用したのはハッチでしたが、このクラスはハッチバック式に当たる可能性が多いのも特徴です。
空港到着からホテルチェックインまでに時間があり、その間ドライブや買い物を考えている方は、荷物をトランクに隠せるセダンタイプの方が良いと思います。その場合、一つ上のインターミディエイト(ミッド)クラスを利用したほうが無難です。
コンパクトクラスにラインナップされている他の車は、Mazda3ハッチバックタイプがありました。変わったもので言うと、日産JUKEを入れているところがあり、これはコンパクトクラスになるそうです。
同じ車種でもMazda3のセダンタイプはインターミディエイトクラスに属しています。
インターミディエイト(ミッド)
私が利用したのは日産セントラです。
カローラくらいの大きさの車です。ちょっと小ぶりのセダンですが、二人でオアフ島を周るには十分な車でした。
ワイキキエリアはホテルの駐車場が狭くて入りづらい場所もあるので、初めてレンタカーをする方はこのクラスの車がおすすめです。
現地で一番多かったインターミディエイトクラスの車は日産のセントラです。他にはシボレー・クルーズも多かったです。
トヨタのカローラも置いているところはありましたが、あまり見ませんでした。後はBuick Veranoもありました。
また、同じサイズのスバルのインプレッサはアラモで見かけましたが、スタンダードクラス(インターミディエイトとフルサイズの中間)のクラスに入っていました。
フルサイズ
海外のレンタカーになれた人であれば、やっぱりこのサイズが運転しやすいと思います。
私は今回シボレーのマリブを利用しました。
このクラスは日産のアルティマかシボレーのマリブをメインに入れているレンタカー会社が多いです。
その他のラインナップとしては、マツダ・MAZDA6、Hyundai Sonata、トヨタ・カムリ、KIA OPTIMA、Buick Verano、Ford Fusion等を見ましたが、ほとんどシボレー・マリブか日産のアルティマだと思います。
スタンダードSUV・ミッドサイズSUV
SUVクラスはダッジのJourney、フォード・エッジ、ジープ・グランドチェロキーなどを目にしました。
また、シボレーのEquinoxも観ました。
ミッドサイズSUVはホンダCRV、日産ローグ、フォードエスケープ、ジープ・コンパス、ジープチェロキーなどがあります。
アラモのホノルル空港は比較的日本車が多かったです。
この車種クラスの大きさが意外とあいまいで、明らかに小さいジープ・コンパスはインターミディエイトSUVで、明らかに大きいジープ・グランドチェロキーはスタンダードですが、CRVやローグはスタンダードSUVとして出ているのも見たことがあります。
ラグジュアリー
レンタカーの店舗に行くと高級欧州車のセダンを置いているところが良くありますが、これらはラグジュアリーではなくスペシャリティーカーです。
今回のハワイ旅行ではなぜかラグジュアリーはほとんど目にしませんでした。
記憶にあるものとしてはキャデラックのATS、CTSくらいです。利用者数の少ないクラスは年式が少し落ちる可能性があると思います。
ミニバン
ミニバンクラスはどの営業所もたくさん用意があります。さすが人気の車種クラスです。
最も多く目にしたのはダッジ・グランドキャラバンです。
他にはクライスラー・パシフィカ、日産・クエストや、トヨタ・シエナもありました。
ミニバンの日本車はかなりレアで、各社用意がないわけではないですが、比較的多く見たのがオアフ島のアラモです。
コンバーチブルクラス
これでもか!というくらいどこの営業所でもよく目にします。このクラスの主流はフォードのマスタングです。
ちょっと前まではコンバーチブルクラスと言えばこのフォード・マスタング一択でしたが、最近ではハーツはシボレーのカマロも出しています。
シボレーのカマロはハワイで一度乗ったことがありますが、昔はマスタングからのアップグレードだった気がします(今でも他の会社はその可能性があります)。
開放的ですが、日差しを直接受けるので、女性は気を付けてください。また、返却時は必ずルーフを占めるようにしてください。
ミニコンバーチブルクラス
アラモのワイキキ(カイウラニ営業所、ディスカバリー営業所)限定で2019年から新登場の車種クラスです。
通常のコンバーチブルクラスは大きくて運転が心配な方だけでなく、見た目のかわいらしさから写真映えもする車です。
ただ、乗車人数が2名と4名の2タイプありますが、指定できないので4名で利用の場合は避けたほうが良いです。また、荷物も大きなスーツケースをのせるのは難しいです。
ジープ・ラングラー
ハワイの営業所はどの会社もこのラングラーをたくさん持っています。
今まで私はあまり意識したことがなかったのですが、今回ハワイ島やマウイ島に行って気付いたのですが、ハワイ島やマウイ島ではアメリカ人にかなり人気の高い車種クラスです。
ハワイではコンバーチブルクラス並みにアイコニックな存在です。
ハワイに来たら試してほしいクラスの一つです。
良い車に乗るポイント
良い車の定義は難しいですが、車種、年式で言うと、下記のポイントがあげられます。
車を選びたい!
良い車の定義が難しいですが、車を自分で選びたいならアラモセレクトが良いです。ホノルル、カフルイ、コナの空港ではこのアラモセレクトが利用できます。
ハワイのアラモは、店舗のクオリティーをアメリカ本土とほぼ同じクオリティーを保っているので車もきちんとオーガナイズされてて選びやすいです。
ハーツのアルティメイト・チョイスはハワイでは利用できませんでした。
新しい車に乗りたい!
ハーツのゴールドメンバーやエイビスのプリファード会員になると、走行距離の少ない新しい車を優先的に出してもらえます。
今回私がマウイ島でメインで利用したコンパクトの日産VERSAはエイビスで借りた車ですが、走行距離が2000マイルちょっとの車でした。また、オアフ島でメインで利用したのがハーツのインターミディエイトクラスのセントラで、こちらは1000マイルちょっとの走行距離の車でした。
新しい車の方が比較的綺麗なことも多くうれしいです。
最後に
今回色々な車を見てきましたが、印象としてはどの車も新しいという事です。
アメリカ本土では同じレンタカー会社でも営業所によっていれている車や年式が全然違う場合がありますが、ハワイは同じレンタカー会社であればどの島もほぼ同じようなラインナップ・クオリティーで同じような年式(新しい)の車が揃っています。
毎日どのくらいレンタル中の車があるかわかりませんが、それでも駐車場にフルに車を入れていて、さらにバックヤードもあるようなので、どの会社もすごい数の車の保有数です。
これだけの車の数を保有し、利用の回転も速いので、アンラッキーだとと車のトラブルもあって納得な感じです(絶対あってほしくないですが)。
なので、車を借出す際のチェックは絶対行うようにしてください。