アメリカの高速道路はほとんどが無料ですが有料の高速道路もあります。
また、普通の無料の高速道路でも優先レーンがありその優先レーンのみ有料という場合もあります。
ここでは、レンタカーで有料道路を通る場合について説明したいと思います。
アメリカの有料道路
アメリカには有料道路があり、各州や地区によって呼び名は様々です。下記の有料道路が代表的なものです。有料道路は英語でToll Road(トールロード)と呼びます。
- EZ Pass
- I Pass
- Fastrak
- PikePass
- TX tag
- EZ Tag
- Toll Tag
- TX tag
- Good to Go
そして、これらの有料道路を使うには下記で紹介する有料道路支払い用のタグが車についている必要があります。現金で支払いできる有料道路もありますが、ほとんどの場合は現金で支払いできるゲートが存在しない事が多いです。
アメリカの有料道路のマップはPlatePassのページで確認ができます。このページは、ハーツ、ダラー、エイビス、バジェットの4社共通の情報です。
ページ内には州ごとの有料道路情報も出ているので、確認してみてください。
レンタカーでは有料道路を走るために
大きな空港からレンタカーを利用する場合、その近隣に有料道路がある場合はほとんどの車に有料道路支払い用の装置がついています(全てではないです)。
この装置が装備された車を希望の場合は、電話で予約をとったレンタカー会社へリクエストしておくことをおすすめします。
有料道路支払い用の装置について
有料道路の支払装置は会社によって名前があり、E-toll Deviceと呼ばれたりPlate Passと呼ばれています。どちらもサービス名ではあるものの、E-toll Device(日本語訳:有料道路用装置)と呼べばアメリカでは理解してもらえます。
装置の使用方法
この装置の形状は地域やレンタカー会社によって異りますが、有料道路を使用するためには下の写真の様に「ふたを回転させたり」、「開けたり」して装置をオンにする必要があります。
そして、この装置を利用して有料道路の料金を支払った場合は、有料道路料金とは別にこの装置の使用料も発生します。この装置の使用料金は大体1日約$5で最大約$25程が一般的です。
注意が必要なのは、レンタル期間中1回でもこの装置を使用して有料道路を通った場合は、使ってない他の日にもこの使用料がかかってきます。例えば3日間のレンタルで、実際に有料道路を使ったのが初日の1日だけでも3日間分の$15程の料金がかかります。
また、装置がオフのまま有料道路を利用すると交通違反になってしまうので気を付けてください。この違反は意外と少なくないようです。逆に、オンにしていても有料道路を通らなければこの装置の使用料もかからず、装置のモデルによっては常時オンでオフにできないものもあります。



装置を使用せず有料道路を利用する場合
もし、この装置を使用せずに現金で有料道路の料金を支払いたい場合は、この装置がオフにできるものであり、必ずオフになっていることを確認して現金で支払ってください。
その際、支払い済みのレシートも保管しておいてください。
まれに、2重で請求が来てしまう場合があります。私は手間を考えると現金で支払うことはお勧めしません。
TIPS南カリフォルニアのように有料道路のゲートがないエリアは、この支払装置オンにしたまま利用するのが良いと思います。カープールレーンと有料レーンが複雑で知らぬ間に有料レーンを走ってしまう場合もあるので、この支払装置をオンにしておけば万が一誤って有料レーンを走っても交通違反の罰則金はなく使用料のみしかかかりません。また、有料レーンに入らなければチャージも一切かからないので安心です。
有料道路料金の支払いは?
有料道路料金の支払いはレンタカーを利用し数週間後に自動的にチャージされます。その際、有料道路支払い用の装置の使用料もチャージされます。
チャージ先はレンタカー料金を支払ったクレジットカードです。
料金の確認方法
各社オンラインで確認できるウェブサイトがあります。もしくは、電話で問い合わせをすれば教えてくれます。下記がオンラインでの料金紹介ページになります。
ただ、レンタル直後にはデータがオンライン上に上がっていないことが多く、大体2週間ぐらいで見れるようになると思います。
皆さん、大体チャージがあってから自分が利用した区間や金額に間違いがないかの確認として、オンラインで料金を見ることが多いそうです。
ハーツレンタカー・ダラーレンタカー
有料道路利用料金の確認はこちらからできます。ページを開いたら、まず、「Select rental car company」でハーツかダラーの利用したレンタカー会社名を選択します。
次に、苗字、レンタカー契約書番号、返却日を入力して検索します。まれに予約時に苗字と名前を逆に入れている方もいるそうなので、苗字で出てこない場合は名前で検索してみてください。

エイビスレンタカー・バジェットレンタカー
有料道路利用料金の確認はこちらからできます。ページを開いたら、エイビスかバジェットの自分の利用したレンタカー会社を選択してください。
次に、苗字を入力し、「Contract Number」を選択したら、契約書番号を入力し、検索します。

最後に
日本からアメリカへ行く方が比較的多いカリフォルニアを含む西海岸沿いや、西部5州と呼ばれるアリゾナ・ユタ・ニューメキシコ・サウスダコタ周辺を走る場合はそこまで有料道路を気にしなくても良いと思います。
実際、私はこのロードトリップのウェブサイトを始めてからはまだこの装置を使って支払いをしたことがありません。
ただ、有料道路を走る予定がある方は念のためレンタカー会社へのリクエストと、現地で借りる際の契約時にこのE-toll Device(イートール・デバイス)と呼ばれる装置がついていることを確認したほうが良いです。小さな営業所からの場合はこの装置がついていない事もあります。