私の体験レポを見ていただければわかる通り、最近はレンタカー会社にこだわらず色々な会社のレンタカーを利用していました。また過去のレンタカー経験も踏まえて、今日はアメリカの各レンタカー会社の特徴や注目したいサービスについて紹介・比較します。
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レンタカー会社のハイライト
HertzとAvis
この2社はレンタカー界のプレミアムブランドです。レンタカーの代金は少々割高ですが、日本から予約する場合も会員サービスが利用できるのでチェックアウトの手続きがとても速く便利です。そして、プレミアムブランドという事もあって各営業所の規模も他社に比べて大きく、市内にもたくさん営業所があります。
AlamoとDollarとBudget
この3社はもともとはレジャー向けのブランドで、ハーツ、エイビスに比べて値段がお得です。また、市内も主要な観光地をカバーしています。
Hertzの特徴
手続きが早い
ハーツレンタカーの良い点は、冒頭でも述べた通り、ハーツGoldプラスリワードという会員サービスに無料で入ることができ、クレジットカード等を登録しておくと現地では免許証を見せるだけで借出し手続きが完了するのでとても早いです。
ハーツを利用する場合は無料なので絶対に加入したほうが良いです。
車が選べる
ハーツには車を自分で選べるUltimate Choiceというサービスがあり、各地の主要空港営業所で徐々に導入されています。Ultimate Choiceなら営業所で借出し手続き終了後に指定の駐車場エリアから自分で好きな車を選ぶことができます。
そして何より、営業所規模が大きいだけあって選べる車のチョイス(色・車種)も多いです。
Goldプラスリワードの会員の方がこのUltimate Choiceを使えるロケーションでレンタカーを利用する場合はカウンターに立ち寄ることなく、直接駐車場で自分で好きな車をピックアップして出発できるので、選べるだけでなく、早いです。
*現在、市内での営業所で導入している場所はありません。また、ハワイの空港営業所はこのUltimate Choiceは利用できません。

国際免許取得の必要なし
ハワイやグアムでレンタカーを利用する場合は日本の免許証でレンタカーを借りれますが、アメリカ本土では国際免許証が必要になります。しかし、ハーツでは国際免許証の代わりになる免許翻訳サービスがオンラインで無料でできるので、とても便利です。
出発前日でもパソコンから免許の写真をアップロードして印刷するだけでアメリカ本土でもレンタカーが利用できます。
エアラインマイレージ
日系のエアラインとのマイレージ提携があり、キャンペーンも頻繁に行っています。例えば今現在ではJALのボーナスマイルが1000マイルもらえるキャンペーンが行われています。
Avisの特徴
手続きが早い
エイビスレンタカーにはプリファード会員というものがあります。エイビスを利用するなら絶対入りたいサービスです。
過去に色々な営業所でレンタカーをしましたが、手続き時間は最速かつ、とても簡単です。営業所では会員専用のカウンターに行き、レンタカーの手続きというよりは、カウンターに到着した時には既にレンタルの準備ができており、免許証を見せて本人確認をするだけというような形です。
Car Playが導入中
Car Playは日本ではあまりなじみがないと思いますがスマホを車のモニターに繋ぐことができるシステムです。最近ではモバイルWi-Fiを海外へ持っていかれる方も多いと思うので、スマホのカーナビ機能をそのままモニターに映し出せて操作も簡単なのでとても便利です。エイビスの車にはこのCar Playがついている車が多いのでとても便利です(確約できるオプションではないです)。

エアラインマイレージ
他社よりマイレージ換算率が高いのが特徴です。日系のエアラインだと通常1日レンタルで50マイル、もしくは1回のレンタルで300マイルという換算率ですが、JAL/ANAともに1日100マイルがつきます(最大500マイル)。
アウトレット
アメリカ旅行の楽しみでもあるアウトレットショッピング。エイビスレンタカーではエイビス利用者にプレミアム・アウトレットで使えるVIPクーポンがもらえます。プレミアム・アウトレットに行く予定のある方は旅行の場合は旅行のトータル支出を抑えることができると思います。
Alamoの特徴
車が選べる
まず何といっても紹介したいのはアラモセレクトです。主要な空港営業所では、契約手続きが完了すると駐車場で自分の予約したクラスの車から好きな車をピックアップできます。
人気のハワイではホノルル、コナ、カフルイ、リフエの空港営業所でアラモセレクトが利用ができます。 とてもうれしいサービスです。

自動チェックインサービス
アラモにはKIOSKという自動チェックインサービスがあります。ピーク時の営業所は契約手続きの列ができていて車を借りるのにとても時間がかかることもありますが、そんな時はKIOSKで契約手続きができます。
営業所が混んでいてもなぜかKIOSKは開いていることが多く、さらにうれしいことにKIOSKは日本語も対応しているのでカウンターで係員と英語で話すのが心配な方はKIOSKの利用をおすすめします。
市内からワンウェイ
アメリカ本土で州をまたぐワンウェイレンタルをする場合、他社は空港営業所から出ないとワンウェイ料金云々の前に、ワンウェイができない場合があります。
しかし、アラモなら、市内の営業所からも空港のレンタルの時と同様にワンウェイレンタルできることが多いです。到着初日はホテルでゆっくりして、翌日からロードトリップをしたい時などに便利です。
Dollarの特徴
価格が安い
何といってもダラーは安定して安価です。日本の旅行マーケットにとても力を入れている会社なので、旅行者が手軽な交通手段として利用できるようにとても良心的な価格設定をしています。
さらに、日本人が海外でレンタカーをする半分以上がハワイのレンタカーなのですが、ダラーレンタカーはマルチアイランドプランという複数の島でレンタカーをする場合にとてもお得なパッケージプランを用意しています。ハワイ島、マウイ島、カウアイ島ではレンタカーは必須アイテムなので、オアフ島と合わせてお得に借りれるこういったパッケージプランはとても便利です。
国際免許取得の必要なし
ハワイやグアムでレンタカーを利用する場合は日本の免許証でレンタカーを借りれますが、アメリカ本土では国際免許証が必要になります。
ダラーレンタカーはハーツレンタカー同様に国際免許証の代わりになる免許翻訳サービスがオンラインで無料でできます。もちろん、出発前日でもパソコンから免許の写真をアップロードして印刷するだけでアメリカ本土でもレンタカーが利用できます。
エアラインマイレージ
日系のエアラインだと1回のレンタルで300マイルつきます。1日のレンタルでも300マイルつくのはとってもお得です。
優待料金の充実
ホテルグループや、エアラインの優待料金が充実しています。また、もちろんクレジットカードの優待もあるので、さらにお得にレンタカーができます。

Budgetの特徴
プレミアムブランド並みの規模
バジェットはハーツやエイビスに肩を並べるほどアメリカ本土の市内の営業所も充実しています。
また、アラモやダラーと比較して空港営業所の規模も大きいことが多く、ホノルル空港でもレジャー向けブランドでは唯一シャトルバスを利用せずにアクセス可能な空港の目の前に営業所があります。
ハワイのワンウェイが無料
ハワイのレンタルで、空港から市内、市内から空港のワンウェイレンタルをしたい場合は大体20~30ドルの乗り捨て料金がかかります。しかし、バジェットレンタカーでコンパクト以上の車を借りればこの乗り捨て料金が無料でできます。
ワンウェイレンタルは空港と市内を行き来する交通手段として1日の利用をする場合が多く、そういった時にこの20~30ドルの違いはとても大きいです。
クレジットカード割引
JCB、VISA、MASTER等、クレジットカード割引が充実しており、誰もが1枚は優待割引を利用できるクレジットカードを持っていると思います。
また、通常は割引といってもパッケージプランに利用できない物等もあったりしますが、バジェットの優待割引はお得なパッケージプランにも利用できるのはとても大きいです。
レンタカー会社の選び方
ビジネス利用なども含めてレンタカーの上級サービスを利用したい場合はハーツやエイビスがおすすめです。何といっても煩わしい契約手続に時間を割かなくても良いというのは最大のメリットでもあります。
空港から借出す場合で車が選びたい場合はハーツやアラモがおすすめです。
市内からの借出しになると、地域によっては選択肢(営業所)が少なくなる時もあると思います。市内では車が選べるサービスが無いので、近いエリアにある営業所の会社と価格で比較することが多くなりますが、もう一点見ていただきたいのはその営業所が直営店かフランチャイズ店かです。
レンタカー会社によっては日本からは直営店しか予約ができない場合もありますが、フランチャイズは営業所のクオリティーに差があり、また、キャンペーンなどの対象外になる場合もあります。私が利用した体験レポートも参考にしてみてください。営業所は違えど、同じブランドであればレンタカーの利用システムはほぼ同じです。
営業所の善し悪し
各社の現地営業所のホスピタリティーや対応の具合に関しては、私の経験上、レンタカー会社によって異なるというよりは、同じ会社の同じ営業所であっても対応する係員によって変わってくることが多いです。
ただ、レンタカーは自分の納得した金額で納得の行く車を借りるというサービスなので、日本のサービス業を利用する時のような高い期待はしないほうが良いです(もちろん、笑顔でハッピーな係員もいるので、あまり最初から悪いイメージを持つ必要もないですが)。
最後に
今回はパッケージプランの内容や保険の比較ではなく、あくまでも各社の特徴を比較してみました。
毎月レンタカーをするという場合を除いては、その旅行で自分が何を優先するか、また、その時のキャンペーンによっても利用するレンタカー会社を変えてみるのも良いと思います。