アメリカのレンタカーは「コンパクトクラス」や「フルサイズクラス」等の車種クラスで予約を入れるのが一般的です。
その為、車の色や車種の指定はできません。
ここではできるだけ希望の色や車種を割り当ててもらうための方法を4つ紹介します。ぜひチャレンジして希望の色・車種の車でドライブを楽しんでください。
事前にリクエストする
リクエストの手段
リクエストは最もポピュラーな方法です。
各社公式ホームページから予約を取り、予約センターに電話をします。
その後、予約センターに電話を入れて、希望を伝えてください。その際、予約番号や運転者名を聞かれるので、忘れずに用意しておいてください。そうすると、リクエストベースで受け付けてくれる場合もあります。
ただ、「黒が希望」や「日本車が希望」程度の内容しか伝えることができず、担当者ベースで予約記録にメッセージを残してくれる程度です。現地の営業所が忙しいと、契約の手続きの際、「本当にリクエストが入っていたのかな?」と思うくらいに流されてしまいます。
あくまでもリクエストであり、確約ではないことは承知しておいてください。
補足ですが、予約センターの人は、現地の在庫状況について、各クラスで車の空きが有るか・無いかの情報しか見ていないので、現地には実際どのような車があるか、何色の車が多くあるか等の情報はほとんどの場合は把握しておりません。
ダメ押しとして、現地でレンタカー契約時にも、どういう車が乗りたいと希望を伝えるのも有効的です。在庫に余裕がある場合は、希望の車を出してくれるかもしれません。
リクエストをする際の注意点
必ず公式ホームページで予約を取ってください。
予約の変更や、情報追加は予約を取ったところでしかできないものもあります。違う予約サイトで予約を入れた場合、リクエストのために予約の取り直しになる場合もあります。
そして、リクエストをするリスクとしては、あなたの希望の色・車種をすでに伝えているので、「ワンランク上のクラスならあなたの希望にかなう車があるよ」等、現地カウンターでアップグレードを強く進められる場合もあります。
車種が限定されているレンタカー会社で予約を取る
アラモやハーツは車種クラス以外でも予約できる車を分けている場合があります。
下の写真はアラモの公式ページで予約をする画面なのですが、ラグジュアリーの選択肢が2つあります。
2ドアのスポーティーなラグジュアリーを希望する場合は「2 or 4 Door」の方の車を選びましょう。あくまでも「2 or 4 Door」と、確定はしていないものの、「4 Door」を選択するよりは2ドアクーペが来る可能性が高いです。
また、ハーツの場合は空き状況によっては「アドレナリンコレクション」と呼ばれる高級車のラインナップや、そのほかにも車種が限定ができる場合もあります。しかし、色の指定ができないのと、また、パッケージプランが利用できない場合もあります。
下記は、アドレナリンコレクションとジープラングラー指定のクラスがある場合の表示です。ご覧の通り、ジープラングラーにはパッケージプランの表示がありません。この場合は割高ですが、ベストレートでしか予約できません。
アラモセレクトを利用する
アメリカの主要空港では、アラモレンタカー限定の「アラモセレクト」というサービスがあります。
上記のように、予約時に車種が限定されていなくても、アラモセレクトが利用できる空港では現地についてから車が選べます。
あくまでも十分な在庫があればの話ですが、カウンターの係員のさじ加減ではなく、現地で契約後、駐車場に車種クラスごとに並んだ車の中から実際に車を目で見て、好きな色・好きな車種を選ぶことができます。追加料金もかかりません!
ハーツUltimate Chiceを利用する
アメリカの主要空港では予約したクラスの中から自分で車を選べるUltimate Choiceというサービスがあります。
前述のように、予約時に車種が限定されていなくても、Ultimate Choiceが利用できる空港では現地についてから車が選べます。
ハーツはゴールド会員(無料)を登録しておくと、手続きも簡単で、選べる車のラインナップも豊富です!
最後に
何度も繰り返してしまいますが、あくまでもリクエストなので、希望に合った車が来たら「ラッキー!」という感じです。
現地で車が選べるサービスは本当に便利で嬉しいです。しかし、8月や12月のピークシーズンは駐車場にあまり車が止まっていない時もあります。この時期はそもそも車も満車なので、あまり期待しすぎないほうが無難です。
もし希望にかなわなくても「車は移動手段」と割り切ってアメリカを満喫してください!