今日はカリフォルニアで雨の日にレンタカーをする時の注意点を紹介したいと思います。たかが雨の日の運転ぐらいと思う方もいらっしゃると思いますが、日本とは少し勝手が違います。
カリフォルニアの降水量は極端に少なく、特にロサンゼルス等の南部の降水量は東京の1/3以下です。
雨の日のはここに注意!
道路のわきが水びだし
日本のように道路のわきの側溝が整っていません。
雨がぱらつく程度なら特に問題はないのですが、ザーザーでなくとも少し降りだすと、側溝の水があふれだし、歩道に近い側の道路は水たまりができます。
ザーザー降りだすと、大量の水たまりができ、車線の真ん中辺りまで到達することもあります。
注意していないと、ハンドルを取られてとても危険です。
高速道路は視界が悪い
高速道路も水はけが悪く、前の車が水しぶきを上げて走ります。また、広い一直線の道路では、曇った空と水しぶきが同化し、視界がとても悪いです。
さらに、雨の日は湿気と外気の差で窓が曇りやすくもなるので、慌てずデフロスターを使うなどして対応してください。
他の運転者も雨に慣れていない
雨の少ない地域では、雨の運転に慣れていない人が多く、雨が降ると事故や渋滞が発生します。
その割に、雨で視界の悪い高速道路でも気にせずウィンカーなしで割り込んで来たりするので、前の車との車間をしっかりとって運転してください。
自分が悪くなくても、事故に巻き込まれて得することはありません。
特に注意が必要な場所 ①
交通量の少ない郊外ではまだましもなのですが、通勤・帰宅ラッシュ時の雨が降らなくても常に渋滞がひどいようなエリアでは、さらなる注意が必要です。
特にロサンゼルスダウンタウン周辺のように、高速道路の分岐・合流が多いところでは、強引に割り込む車も多めに見てあげて、道を譲るようにしてください。
特に注意が必要な場所 ②
国立公園巡りやアメリカ横断レンタカー等を挑戦する場合、夜のインターステート・ハイウェイを走る場合もあると思います。
都市部から離れたインターステート・ハイウェイは、街灯が少ないだけでなく、きれいに整備されている道も突然ぼこぼこの道に代わったりします。
雨の日は特に速度を落として注意しながら走らないと突然水たまりに入ってハンドルを取られてしまう場合もあります。
何か事故に巻き込まれても都市部から離れていると、助けを呼んでも半日以上かかる場合もあるので、注意して走るようにしてください。
レンタカーの注意点
ワイパーの確認
雨の降らない地域では、逆に言うとほとんどの日が晴れでワイパーをあまり使っていません。
日差しの強いカリフォルニアではワイパーブレードが知らぬ間に劣化していることもあり、これはレンタカーでも例外ではありません。
車を借りるときに、念のためワイパーの動作確認とあわせてゴムの部分も劣化していないか触ってみましょう。
オープンカー利用中に雨!?
雨がぱらついていたり雨が降りそうな雲行きならば、残念ですが、屋根はしめておきましょう。
万が一高速道路を運転していて雨が降ってきたら、次のインターセクションで高速道路をおり、車を止めてから屋根をしめるようにしてください。
高速道路の路肩に止めるのはやめましょう。交通違反なだけでなく、とても危険です。
また、カリフォルニアではスコールのような突発的な雨はほとんどないので突然ずぶぬれになることは無いと思います。
日本と違って、ほとんどの高速道路が無料なので、一旦高速道路をおりても、すぐに高速道路に戻ることができます。
くれぐれも雨なのに屋根を開けたまま走るのはやめましょう。返却時にクリーニングフィーをとられてしまうかもしれません。
最後に
カリフォルニアに限らずアリゾナやネバダ等の雨の少ないエリアでは、同じような現象が起きるので、注意してください。
しかしながら、たまに冬に雨が降る程度なので、それ以外は天候を気にせず旅のプランニングができます。
ロサンゼルスからの詳しいレンタカー利用情報は「ロサンゼルスでレンタカーを借りるなら全部教えます」をご覧ください!